マルチメディア市民活用研究会

   平成13年度計画概要

1.身近なインターネット体験施設の整備

(1)市民パソコン勉強室
  現在、本庄市民プラザ内の「本庄ネットの部屋」に、デスクトップ型パソコン4台
 を常備し、4台のパソコンから同時にインターネットにアクセスできるように整備し
 てあります。
  IT推進事業で公民館での講習会も予定されていますが、小グループでの気軽
 な講習や勉強会などに役立つ部屋として整備する。
 機器 パソコン8台を収集(収拾)し整備する。
   回線 都市コミュニティ事業で整備中の 5.5Mbps無線LANを活用する
(2)本庄市社会福祉協議会の会議室
  身体障害者用に、インターネット体験用パソコンを整備する。
また、点訳友の会が点訳ソフトを使ったり、点字プリンタで印刷できるようにする。
視覚障害者用に、音声対応のパソコンを整備する。
回線は、都市コミュニティ事業で整備中の5.5Mbps無線LANを活用する
 
(3)身障者施設
  本庄市自立生活ホームなどにパソコンを整備する。

2.インターネット講習の充実

 平成12年度は、本庄ネットの部屋に常設施設を整備してインターネット講習会を行う
とともに、身障者施設などに訪問してインターネットやホームページ講習会を実施する
ことを目標にしました。
 
 平成13年度には、市民パソコン勉強室を整備・充実して、パソコン講習を行う。
 ここで、身障者を支援するパソコン・ボランティアを養成する。
 高齢者や身障者にインターネットをわかりやすく教える講習方法の研究を行います。
 

3.身障者パソコン支援の充実

 パソコン通信「本庄ネット」は、昭和63年から、情報化の推進と地域のコミュニ
ティをめざしていますが、皆光園やルピナス神川などの多くの身障者が会員になり、
身障者パソコン支援は10年を超えています。
 身障者が気軽にパソコンを操作できるように、パソコン設定、インターネット講習、
ホームページ作成講習、パソコン操作指導などを行い、身体障害者や視覚障害者の
訪問指導を行います。また、点訳友の会に点訳用パソコンを寄贈します。
 
 視覚障害者のインターネット体験のために、視覚障害者指導用にノートパソコンを
購入して、音声合成ソフトなどを設定し、視覚障害者へのパソコン指導について研究
し、視覚障害者にインターネットを体験してもらいます。
 
 手が不自由な人のために、音声入力ができるノートパソコンを購入して、音声入力
によるパソコン指導方法を研究します。なお、音声入力だけでは必要な指示ができな
い場合もあるため、補助入力機器の研究も行います。
 
 身障者がホームページ作り等で収入を得る方法について研究します。
 
【施設訪問・・・インターネット体験やホームページ作成等の講習】
本庄市「デイケアひまわり」
本庄市「自立生活ホーム」
神川町「ルピナス神川ホーム」
深谷市「皆光園」
 
【訪問指導】
 上記施設及び障害者の個人宅に年間40回程度の訪問パソコン指導を行う。
 
【点訳支援】
 本庄市点訳友の会の活動を支援するために、点訳用のパソコンを20台以上収集・
修理やソフト設定等をしてきましたが、今後も支援を続けます。
 廃棄予定の古いノートパソコンがありましたら、身障者指導や点訳友の会で活用い
たします。ご協力をお願いします。
 
点訳友の会用  古い98ノート(NEC PC9801ノート、PC9821ノート)
インターネット指導用  Win98以上でインターネットが可能なパソコン
 

4.市民サーバーの構築

【市民サーバー】
 本庄ネットと共同で、「BELBBS」による市民サーバーを構築し、有意義な市民
団体のホームページ構築を推進する。
 回線経費の捻出が難しかしいので、自宅のフレッツADSL回線を活用して、自宅
サーバーを構築しました。
 

5.パソコン通信「本庄ネット」をインターネットに融合

 パソコン通信「本庄ネット」は、3850人の会員により13年の歴史があり、有用な
情報交流を実現しています。
 最盛期には電話回線が9本あり、毎日のアクセス数も多くて「一ヶ月のアクセス時
間が30時間を超える会員には時間制限の指導メールを出す」という満員の状況もあ
り、行政関連の問い合わせに答えたり有用な書き込みがありましたが、3〜4年前か
らインターネットの隆盛によりアクセス数が減少しています。
 平成13年4月には、「BELBBS」によるインターネットのサーバーに移転しました。
 下記の3種類の方法から記事が読めます。
 「本庄ネットのホームページ」
  Web閲覧   http://www.honjonet.net/
  telnet  telnet://honjonet.net/
  パソコン通信   048−574−1620(モデム経由)
 

6.インターネット技術で遠隔操作やテレビカメラ映像

 埼玉工業大学の深町研究室と他の会議室との間でのテレビカメラを遠隔操作する実
験を行い、それによって遠隔地から各種機器を動作するための基礎的な技術を蓄積し
ています。
 また、埼玉工業大学深町研究室でテレビカメラの映像をインターネットから見えるよ
うに実験中です。
 

7.大学研究施設の地域開放の推進

 早稲田大学「国際情報通信研究センター」、通信放送機構「本庄情報通信研究開
発支援センター」及び埼玉工業大学「先端科学研究所(ハイテク・リサーチ・セン
ター)」などが完成し、一部施設を地域住民に開放できるように検討されているが、
企業・団体・学校・公共機関・地域住民などがパソコン交流や高度な研究ができ
るように、運営方法などを検討し提言したい。
 

8.研究会のメーリングリストやホームページの充実

 マルチメディア市民活用研究会の活動を紹介し、協力者を募集するために、「本庄
ネットのホームページ」内に「マルチメディア市民活用研究会」のホームページを
開設しました。
 また、マルチメディア市民活用研究会のメンバー同士の連絡用として、メーリング
リスト(会員の全員に電子メールが届けられる)も開設しました。
 このメーリングリストは、会員に電子メールが届けられる他に、会員でない人もホー
ムページから、記事を閲覧することも可能にしてあります。
 
  http://www.honjonet.net/ 「マルチメディア市民活用研究会」
  (「本庄ネットのホームページ」内に、ホームページとメーリングリスト)
 
  連絡先電子メール gakusan@mail.honjo.ne.jp 田中 学

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